ピルロと熱い抱擁を交わすディバラ photo/Getty Images
よりゴールに近い位置でプレイ
今季ここまで苦しい時期か続いていたユヴェントスの10番が、ついに復活のときを迎えるかもしれない。
13日に行われたセリエA第11節で、ジェノアの本拠地へ乗り込んだユヴェントス。
ディバラは今季、昨季終盤に負った太ももの怪我の影響で出遅れ、2015年にユヴェントスへ加入して以降、初めて開幕戦のメンバーに入ることができなかった。さらに、第2節からはベンチ入りを果たしたが、その後も体調不良などに悩まされた影響もあってか、なかなかコンディションが上がりきらず。第10節まででリーグ戦6試合に出場するも、目に見える数字を残すことができないでいた。
ただ、それでも指揮官のアンドレア・ピルロは10番を信じ、起用し続けた。そして、リーグ戦3試合連続のスタメンとなったこの日、ようやく指揮官の期待に応えて見せたのだ。ウェストン・マッケニーのヘディングによる落としを絶妙なランニングでペナルティエリア右手前で受けると、そのままエリア内へ侵入。縦へ行くと見せかけてボールを左足に持ち替え、慌てて足を出したDFの股を狙う鋭いシュートでGKのニアサイドをぶち抜いた。ゴール後のセレブレーションではチームメイトたちに激しく祝福され、ピルロと熱い抱擁を交わしたのがとても印象的だった。
10番を背負うディバラがジェノア戦で復活の兆しを見せた photo/Getty Images
66分にもオーバーヘッドでゴールネットを揺らすシーンがあったが、これはわずかにオフサイド。
さらに、セリエA公式が発表しているマッチレポートを見てみると、スタメンに名を連ねた直近の2試合(ベネヴェント、トリノ)よりも、平均ポジションが数メートル高い位置に。ベネヴェントとトリノの試合では2トップの相方FWよりも数メートル低かったのだが、ジェノア戦ではほぼ同列になっている。チームのポゼッション率が前の2試合よりも高かった影響もあるだろうが、ゴールにより近い位置でプレイすることができていたのだ。
ディバラは調子が振るわない試合では、ボランチの近くまでズルズル降りてボールを受けるシーンが目立ち、なかなかゴールに直結する仕事ができない姿を目にする。しかし、この試合ではバイタルエリアやセンターバック間、センターバックとサイドバックの間で顔を出してボールを受けるシーンを多々目にすることができた。調子の良いときのディバラが垣間見られたのである。
試合後のインタビューで「ストライカーにとって、ゴールは大きな意味を持つんだ。自信が持てるようになるし、本当に必要なものだった」と述べていたディバラ。ここまで黒星こそないが、勝ち点3を取りこぼす試合が多いユヴェントスにとっても、10番の復活は間違いなく10連覇へのキーとなるだろう。

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