アタランタを大きく躍進させてきたガスペリーニ監督(左)と主将のA・ゴメス photo/Getty Images
主将はSNSで意味深なコメントも
アタランタの主将を務め、10番も背負うアルゼンチン代表FWアレハンドロ・ゴメスが、今冬の移籍市場でチームを離れることとなるかもしれない。
現在32歳のA・ゴメスは、2014年夏にアタランタへ加入し、これまでチームを牽引。
こういった活躍もあり、今や“アタランタの顔”となったA・ゴメス。今季もここまで公式戦15試合に出場し5ゴール4アシストと、存在感を発揮していたが、1日に行われたミッティラン戦(CL・グループリーグ第5節)で事件が起きた。『sky sport』などいくつかの伊メディアの報道によると、この試合のハーフタイムにA・ゴメスとジャン・ピエロ・ガスペリーニ監督がプレイや采配を巡って衝突。この主将は前半のみの出場で交代を余儀なくされ、指揮官と対立関係になったことが伝えられたのだ。その後、A・ゴメスは9日のアヤックス戦(CL・グループリーグ第6節)には出場したものの、13日のフィオレンティーナ戦(セリエA第11節)は最後まで出番が回ってくることはなかった。これも先の衝突が原因なのではないかと噂されている。
これまでいくつか移籍の噂があったもののアタランタ愛を貫き通し、クラブへの忠誠を口にしてきたA・ゴメスだが、その関係に突如ヒビが入ることになってしまった。そのため、移籍に精通しているイタリア人ジャーナリストのジャンルカ・ディ・マルツィオ氏は「ガスペリーニとゴメスの関係は非常に緊迫している」と述べつつ「ゴメスの1月の売却につながる可能性のある危機的兆候」との見解を示している。
そして、そんな噂の渦中にいるA・ゴメスが14日に自身のInstagramのストーリーを更新。「親愛なるファンのみんなへ。
この日行われたトレーニングでもA・ゴメスは怒りをあらわにし、グラウンドを去ったとの報道も。はたして、主将と指揮官の関係は修復することができるのだろうか。もし決別することとなれば、アタランタにとっては大きな痛手となるだろう。