国内リーグで絶好調のマンC photo/Getty Images
昨季王者バイエルンの連覇を止めるのは
いよいよスタートしたチャンピオンズリーグ決勝トーナメント。今季は各国の国内リーグが荒れ模様となっているが、優勝に近いクラブはどこだろうか。
安定感ではマンチェスター・シティがNo.1か。序盤戦は不安定だったが、中盤戦から一気に復調。ジョゼップ・グアルディオラ体制になってから1番の状態と言うこともでき、リーグ戦での勢いをチャンピオンズリーグに持ち込むことができれば優勝もあり得る。
守備が安定していることが最大のポイントで、今のマンCはエースのセルヒオ・アグエロが不在でも勝てる集団になっている。また、今季はプレミアリーグが荒れている。2位以下が団子状態になりつつあり、このペースならマンCが独走態勢に入る可能性もあるため、そうなればベスト8以降はチャンピオンズリーグの戦いに集中できる環境が整うかもしれない。マンCにとっては今季が大きなチャンスか。

スアレスを加えたアトレティコも不気味な存在 photo/Getty Images
国内リーグとのローテーションもカギに
2番手には決勝トーナメント1回戦1stレグでバルセロナを4-1と粉砕したパリ・サンジェルマンを推したい。リーグ戦で不安定な戦いを見せることもあるが、キリアン・ムバッペを筆頭に攻撃力は欧州屈指だ。トッテナムをファイナルまで導いた実績を持つマウリシオ・ポチェッティーノがチームをまとめることができれば、昨季に続いてのファイナル進出も可能なはず。2ndレグでもきっちりとバルセロナを撃破すれば、勢いにも乗るはずだ。
3番手はアトレティコ・マドリードか。
前回王者バイエルンの連覇も可能性はあるが、クラブワールドカップ出場など疲労が気にかかる。リーグ戦でも守備が乱れるところがあり、昨季ほどの安定感がないのは明らかだ。攻撃面は元気だが、守備面を修正しなければ連覇は難しい。自信を持って優勝候補に挙げることは難しく、マンCやアトレティコの方が期待値は上か。