現在セリエA3位のユヴェントス photo/Getty Images
ゲームを支配できていないか
クリスティアーノ・ロナウドが加わったことで、ユヴェントスの攻撃はクオリティがアップしたのかもしれない。しかし、前線に比べて他のエリアはどうだろうか。
アンドレア・ピルロ体制としてスタートした今季のユヴェントスは、現在3位とやや苦戦している。インテルに首位を譲っている状況で、夢の10連覇が危うくなってきている。
何かが物足りないのは明らかだが、名将ファビオ・カペッロ氏が問題視したのが中盤だ。伊『TuttoSport』によれば、カペッロ氏は「中盤のクオリティが不足しているように思う」とコメントしている。
ビダル、ポグバらが揃っていた時期は世界屈指の構成だったが…… photo/Getty Images
中盤のリーダーになる者はいるか
以前のユヴェントスといえば、前線より中盤や最終ラインに強みがあった。中盤では現指揮官のピルロ、今やライバルのインテルで優勝争いに加わっているアルトゥーロ・ビダル、現マンチェスター・ユナイテッドのポール・ポグバ、元イタリア代表のクラウディオ・マルキジオの4人衆が揃っていた時期もあり、当時は世界屈指と言っていい顔ぶれだった。
当時の陣容と比べてみると、ロドリゴ・ベンタンクール、アドリエン・ラビオ、アーロン・ラムジー、ウェストン・マッケニーら現中盤がやや地味なのは否めない。中盤のクオリティではニコロ・バレッラやマルセロ・ブロゾビッチらを擁する首位インテルの方が豪華と言えよう。
最終ラインの方は若いマタイス・デ・リフトやメリフ・デミラルらを加え、世代交代へ向けて動いている。しかし中盤の方はワールドクラスの絶対的リーダーと呼べる選手は見当たらず、ゲームを十分に支配できていないところがある。
当時を知るピルロは現中盤をどう捉えているのか。2018年の夏にロナウドを加えたのは大きかったが、チーム全体ではその力を最大限活かせていないのかもしれない。

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