J1第2節の湘南戦で2得点を記録した呉屋 photo/Getty Images
プレイぶりから見て取れる“強い意志”
2021年シーズン開幕前、柏レイソルに所属するFW呉屋大翔にかかるプレッシャーは相当なものだったことだろう。なにしろ、センターフォワードの前任者であるケニア代表FWは昨季J1で28得点を記録し、同シーズンの得点王とMVPを受賞した男。
しかし、呉屋はそういった目線を気にすることなく、さっそく結果を出すことに成功している。開幕からの公式戦2試合ではなかなかチャンスを生かしきれない場面も見受けられたが、6日に行われたJ1第2節の湘南ベルマーレ戦でこの万能FWはオルンガにも劣らぬ輝きを放ってみせたのだ。
この試合でCFとしてスタメン出場を果たした呉屋。試合開始序盤から味方ロングパスのターゲットとして奮闘し、守備では積極的なプレスバックを見せる場面も。昨季から出ていた持ち味を存分に活かしながら、柏の攻撃にリズムをもたらす存在となっていたのは間違いない。
すると14分、そんな呉屋にさっそくシュートチャンスが。前線中央で中盤から出てきたパスをFWクリスティアーノがダイレクトで大きく右に展開すると、このボールを受けた右SBの高橋峻希は一呼吸おいて中央に鋭いクロスを供給する。中央で待ち構えていた呉屋は、これを下がりながら頭でうまく合わせて1点目をゲット。嬉しい今季初ゴールとなった。
その後、柏は湘南に同点とされ一時ペースを握られるも、この男は再び試合を動かす。66分、右サイドのクロスからMF椎橋慧也が頭で流したボールの先にいたのはまたもや呉屋。
そんな2得点の活躍を見せた呉屋だが、彼が試合を通して見せていた動きからすればこの結果も当然と言えるか。この試合、呉屋は常に味方の攻撃の起点として機能。2点目のシーンでも見て取れたように、1列降りてサイドにボールを散らしたのち再びゴール前へスプリントするという動きを決して怠らなかった。ピッチに立っていた間、彼は常にゴールを奪うための努力をしていたと言っていい。点取り屋なら当然実行すべきタスクと言えるかもしれないが、これを90分間集中力を切らずに続けられる選手はそういないだろう。
得点を奪うためならなんでもやる。そんな強い意志が、呉屋のプレイからはひしひしと伝わってくる。任された守備のタスクも、すべてを自身がゴールを奪うための手段としている印象だ。
「あまり(オルンガの後釜という)プレッシャーはかかりすぎずにやれています。
試合後も呉屋はこのような言葉を残しているが、まさに彼が試合中に起こすアクションはその“楽しさ”を追求したものと言える。オフにオルンガを失った柏だが、呉屋という貪欲なストライカーの成長を見ることができるのは今季サポーターにとって大きな楽しみとなるだろう。加入2年目の万能FWが、柏で新たな絶対的エースとなる日はそう遠くないのかもしれない。

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