終了間際のゴールをカゼミロと喜ぶベンゼマ photo/Getty Images
エルチェ相手に2-1で逆転勝利
優勝争いに向けて踏み留まる勝ち点3だった。レアル・マドリードは現地時間3月13日、リーガ・エスパニョーラの第27節でエルチェと対戦し2-1で勝利を飾った。
レアルはこの試合で故障離脱していたセルヒオ・ラモスが先発に復帰し、エデン・アザールもベンチ入り。ダニエル・カルバハルは依然として不在だが、終盤戦に向けて攻守のキーマンと呼べる選手たちが戻ってきた。
この試合でジネディーヌ・ジダンが採用したのは[3-5-2]のシステム。ラモスを最終ラインのセンターに据えたこの布陣で、ラファエル・ヴァラン、ナチョ・フェルナンデスの両センターバックが相手2トップの脇から侵入し攻撃にも関与するなど、エルチェ相手に押し込む時間が続くが得点を奪うには至らない。
そんな中でレアルは後半16分、セットプレイからダニ・カルボに頭で決められエルチェに先制点を許す苦しい展開に。その直後にジダンは故障明けのラモスら3選手を下げ、ベンチスタートだったルカ・モドリッチ、トニ・クロース、ロドリゴ・ゴエスを投入し[4-3-3]にシステム変更。チャンピオンズリーグのアタランタ戦を控えた中、主力を休ませることはできず逆転を狙いにいくことになった。
しかし、ジダンのこの選手交代とシステム変更は功を奏し、いつものメンバーに戻った中盤には安定感が生まれ相手を制圧していく。すると後半28分にモドリッチの左からのクロスに便ベンゼマが合わせ同点に追いつく。
その後アザールも投入して攻勢を強めるレアルだが、次の1点がなかなか奪えない。カゼミロやナチョらも惜しいシュートを放つが、エルチェのゴールを割るには至らず、試合はこのまま引き分けで終わるかと思われた。
そんな試合を決めたのはやはりこの男。
下位相手に最後まで苦戦したものの、レアルにとっては優勝争いに踏みとどまる上で大きな1勝だったといえる。まだ負傷明けで無理は禁物だが、ラモスやアザールといった選手たちが戻ってきたことは今後にとっては心強いだろう。
また、アトレティコ・マドリードがヘタフェと引き分けたため、レアルとの勝ち点差は6に縮まった。依然として差はあるものの、ディエゴ・シメオネ率いるチームに独走を許していた序盤から中盤に比べると、アトレティコに対してプレッシャーを与えられているといえるだろう。
さらに、16日にはアタランタとのCL決勝トーナメント1回戦2ndレグを控えている。1stレグは限られた戦力の中でなんとか勝利を収めたレアルだが、チームの状況や復帰してきたメンバーの力を考えると前回対戦に比べて優位性を持って戦うことができるのではないだろうか。
残留を争う相手に苦しみながらもエースの働きで勝利を飾ったレアル。戦力が整いつつある中でジダン率いるチームが終盤戦にかけて、どのような巻き返しを見せていくのかは注目したいところだ。

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