今季もヴィッセルの中盤を支える山口 photo/Getty Images
去年は気持ち的に落ちてしまうところがあった
ヴィッセル神戸は20日、明治安田生命J1リーグ第6節で北海道コンサドーレ札幌と対戦した。
アウェイということもあり、神戸は立ち上がりから札幌に思うようなプレイをさせてもらえず、45分、前半アディショナルタイムとPKで立て続けに失点。
53分にMF山口蛍のゴールで反撃の狼煙を上げると、相手のミス(57分)とPK(67分)からFW古橋亨梧が2点を奪い返し、わずか15分足らずで試合を振り出しに戻す。そして、86分に山口がこの日2点目となるトドメの一撃を見舞い、3点差を見事ひっくり返して見せたのだ。この結果、4-3の逆転勝利を収めた神戸は勝ち点を「11」まで伸ばし、暫定ながら5位に浮上している。
終盤のゴールで貴重な勝ち点を拾った開幕節のガンバ大阪戦(1-0)、第2節の徳島ヴォルティス(1-1)、第3節のFC東京戦(3-2)、第5節の川崎フロンターレ戦(1-1)に続いて、今節も最後まで諦めない姿勢を見せた神戸。1点差ゲームで勝ち点を取りこぼしたり、拮抗した試合をなかなかものにできなかったりした昨季までとは違い、今季は粘り強い戦いができ、それが結果にも現れている。前半の戦いを見ると反省点が多い試合ではあったが、この点に関しては三浦淳寛監督や選手たちも手応えを感じているようだ。試合後のインタビューで次のように明かしていた。
「前半の入り方が非常に悪かったですが、ハーフタイムにもう一度我々のやることをしっかり整理して、後半は途中から入った選手たちがしっかりとその役割を果たしてくれました。よく逆転してくれたと思います。今シーズンはキャンプから非常に厳しいトレーニングをやっていますし、最後のところで意地というのは出せたと思います(三浦淳寛監督)」
「去年はやっぱりこういう展開になってしまったときに、チーム全体として、どうしても気持ち的に落ちてしまうところがありました。今年はまだシーズンの最初ですけど、こういう試合でも諦めない姿勢というのを存分に出せていると思いますし、それが得点にもつながっている部分だと思います。
2019年に天皇杯を制してはいるが、リーグ戦ではこれまではなかなか結果が振るわず、豪華なメンバーばかりに目が行きがちだったヴィッセル。しかし、まだまだ課題はあるものの今季は気持ちやメンタル面での大きな変化が見られ、激しいプレスを見ても諦めずに闘えるチームになってきたのではないか。今季はヴィッセルが飛躍を遂げるシーズンとなるかもしれない。

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