バイエルンの攻撃を2点で抑えたナバス photo/Getty Images
チャンピオンズリーグでの強さは本物
パリ・サンジェルマンではキリアン・ムバッペ をはじめとする攻撃陣に注目が集まるが、チャンピオンズリーグに強い守護神がいることも忘れてはならない。
コスタリカ代表GKケイロル・ナバスだ。
2015-16シーズンよりレアル・マドリードがチャンピオンズリーグを3連覇した時、ゴールマウスを守っていたのがナバスだ。話題になる機会はあまり多くないが、レアルの3連覇にもナバスは大きく貢献していたのだ。
その実力はパリに移った今も変わらない。7日にはチャンピオンズリーグ準々決勝1stレグでバイエルンとアウェイで対戦し、パリは3-2で勝利を収めた。アウェイゴールを3つも奪った攻撃陣も見事だが、ナバスの存在も大きかった。
何より、このゲームのスタッツを見ればバイエルンが押していたのは明らか。パリが6本しかシュートを打っていないのに対し、バイエルンは31本も打っているのだ。そのうち枠に飛んだのが12本あり、ナバスは10本セーブを記録している。
バイエルンにFWロベルト・レヴァンドフスキがいれば結果は違っていたかもしれないが、このスタッツでパリが勝てたのは大きい。バイエルンのゴールは名手マヌエル・ノイアーが守っていたが、ノイアーの方はセーブが1本しかなかった。
ナバスの奮闘もあってアウェイで貴重な勝利を掴んだパリは、準決勝進出へ大きく近づいた。パリは昨季もチャンピオンズリーグの決勝に進んでいるが、この時もゴールを守っていたのはナバスだった。
チャンピオンズリーグに強いナバスこそパリを頂点へ導く存在なのか。ゴールには大会を知り尽くすベテランがどっしりと構えている。