攻撃にアイデアを加える存在として期待がかかる西川(写真は横浜FM戦) photo/Getty Images
攻めのアイデアは良かっただけに目に見える結果が欲しい
10日に行われたセレッソ大阪対アビスパ福岡の一戦は2-2の引き分けとなった。序盤、アビスパの志知孝明がレッドカードで退場となり人数有利となったセレッソが押し込む展開を作るも崩し切れず、逆に先制点を許してしまう。
勝ち星を落としてしまったこの試合だが、原因となったのは攻め手のアイデア不足だろう。代表にも召集された原川力や坂元達裕といった攻撃で違いを作れる選手の離脱は痛いが、押し込んだ際の引き出しの少なさは気になるところだ。
この試合は主にサイドからの攻撃が多く、そのほとんどがクロスからの攻撃となっていた。実際、右の松田陸と左の丸橋祐介の両サイドバックが放つ高精度のクロスは武器となっていたが、アビスパのセンターバック陣はドウグラス・グローリと奈良竜樹が務めており、ほとんど跳ね返されてしまっていた。これは数字にも出ており、この試合での二人合わせたクリアの回数は27回と素晴らしい数字を出していた。まさに鉄壁と言っていい。
この鉄壁に対して打つ手なしかと思われたが、途中交代でベンチに下がった西川潤には可能性が感じられた。右サイドハーフで先発出場を果たした西川は中央にポジションを取り、ゲームを作っていく。相手を押し込む際に単調になりがちな攻撃に一つタイミングをずらしたパスを供給することで、相手の隙を突くことに成功していた。これには味方も反応できず、ボールロストとなってしまったシーンもあったが、連携面を深めていけば一つの武器になるはずだ。
今後も押し込んだ相手への対応で行き詰まることが予想されるセレッソ。その際に豊富なアイデアから崩しが行える西川が重宝されることは間違いない。19歳とまだ若く成長を続ける西川に注目したい。

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