印象に残ったデビュー戦となったマシカ photo/Getty Images
後半からの出場でもしっかりと自身の良さをアピールしたマシカ
17日に行われた明治安田生命J1リーグ第10節、ヴィッセル神戸対湘南ベルマーレの一戦は互いに攻め込む白熱した展開となったが、両者ともに決定力を欠いてしまい、スコアレスドローで勝ち点を分け合う結果となった。
順位やタレント力で上回る神戸だったが、湘南のハイプレスに苦戦。
そんな中、後半21分にピッチに立ったアユブ・マシカはそんな膠着状態を動かせる存在であったと言える。
マシカはベルギーの伊東純也が在籍するヘンクでプロキャリアをスタート。その後、中国やイングランドを渡り歩き、2021年に来日した。新型コロナウイルスの影響から合流が遅れたが、この湘南戦で神戸デビューとなった。
終盤での投入と短い時間でのプレイとなったマシカだが、非常に印象に残る選手であったと言える。一つはそのスピードだ。チームにはスピードスターである古橋亨梧がいるが、その古橋に劣らない速さを見せつけた。
この日の神戸は選手同士でのパス交換が多く、スペースへの供給が少なかったように思える。それでもマシカはスペースに要求し、多少難しいボールでも素早い加速からボールを収められる。
また足元で受けた場合でも相手を抜くことができる巧みな足技も兼ね備えており、ハイプレスで疲弊した湘南ディフェンスには厳しい相手だったに違いないだろう。
前線での古橋との2トップは動きが被ってしまうような場面も見られたが、後半90分の二人の抜け出しは迫力満点であった。
このように短い時間でも確実に指揮官へアピールしたマシカ。先発でのパフォーマンスは未知数ではあるが、個人で突破する力は非常に魅力的である。
この引き分けで神戸は3位へと浮上。首位川崎が異次元の強さを見せているが、マシカの高い攻撃力で川崎や名古屋に追い付いて欲しい。

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