トッテナムのウィンクス photo/Getty Images
ホイビュルクの加入もあり出番が激減
トッテナムは4月19日にジョゼ・モウリーニョを電撃解任し、暫定監督としてライアン・メイソンを指名した。29歳の新指揮官の初陣となった21日のサウサンプトン戦では2-1で勝利を飾ったが、この試合で久しぶりにリーグ戦で出番を与えられたのがハリー・ウィンクスである。
現在25歳のウィンクスはトッテナムのユース育ちで2014年にトップチームでデビュー。2019年途中まで指揮を執ったマウリシオ・ポチェッティーノのもとで頭角を現し徐々に出場機会を与えられると、2018-19シーズンにはチャンピオンズリーグ決勝の舞台も経験するなど順調にキャリアを送っていくと思われた。
しかし、モウリーニョ体制2年目となった今季はサウサンプトンからピエール・エメリク・ホイビュルクが加入すると、ポルトガル人指揮官はこのデンマーク代表MFを重宝。中盤でのパートナーにはフィジカル能力に長けたムサ・シソコやタンギー・エンドンベレといった選手たちが起用されることが増え、ウィンクスの存在感は希薄になっていた。
危機察知能力に長け、守備の局面でハードワークできキャプテンシーも備えるホイビュルクや、シソコ、エンドンベレといったモウリーニョ好みのフィジカルタイプに比べると、プレイメイカー色の強いウィンクスは前任者のファーストチョイスとはなりにくかった。パフォーマンスのレベルというよりは、指揮官が求めるスタイルに合っていなかった面がある。
そんななかで迎えたサウサンプトン戦では先発こそならなかったものの、後半28分からエンドンベレに代わって投入され、6試合ぶりにプレイ時間を得た。レギュラー争いは引き続き続くだろうが、暫定監督のメイソンのもとウィンクスは構想には入っているといえるのではないだろうか。
指揮官が代わり今後安定して出場機会を増やしていけるのならば、イングランド代表復帰への道も開けてくるだろう。現在代表ではサウサンプトンのジェイムズ・ウォード・プラウズやリーズのカルバン・フィリップスといった選手たちが継続的に招集されている。彼らと同年代のウィンクスにとっても、トップフォームを取り戻しポジション争いに加わりたい気持ちもあるはずだ。
新体制初陣で出番を与えられ、今後に向けての可能性を見出したといえるウィンクス。

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