ハットトリックを達成したオナイウ阿道 photo/Getty Images
直近3試合で6ゴールと勢いが止まらない
1日に行われた明治安田生命J1リーグ第12節、横浜F・マリノス対FC東京の一戦は3-0でマリノスが勝ち点3を掴む結果となった。
開幕戦では川崎相手に黒星となったマリノスだが、その後は無敗と安定した強さを見せている。
失点がここまで8と堅守を誇っているが、それ以上に攻撃で強さを見せている選手がいる。昨季チームに加わったオナイウ阿道だ。
J2ではあるがレノファ山口で22得点を挙げる大ブレイクを果たすと、翌年にはJ1にカテゴリーを上げて大分トリニータで10得点を記録。昨季マリノスに完全移籍で加入し、2年目となる今季はここまで8ゴールと再び大量得点の兆しを見せている。
勝利したFC東京戦では最前線9番の位置で先発したオナイウが、前半8分にエウベルのクロスに合わせて先制点を挙げる。このシーンではオナイウにDFは付いていたが、エウベルに気を取られマークがおろそかになっていた。その隙を逃さずマークを外してゴールを決めたのはオナイウの良さが出たシーンと言える。
また、2点目も同様な場面から得点を奪っており、そこでもDFがボールウォッチャーになる瞬間を狙うオナイウの賢さが出たように思える。
オナイウの課題であったポストプレイも試合を重ねるごとに良くなっており、頼りになる存在に成長しているのは間違いないだろう。
同ポジションを務めるレオ・セアラも合流して得点を決めており、今後のライバル争いは熾烈を極めることになりそうだ。互いに切磋琢磨してリーグ優勝を目指して欲しい。