マンU時代にモウリーニョ監督との確執が報じられていたムヒタリアン photo/Getty Images
今季はチームを牽引する活躍も……
現地時間4日、ASローマは今季限りでの退任が決まったパウロ・フォンセカ監督に代わり、前トッテナム監督のジョゼ・モウリーニョ氏が2021-22シーズンから新たにチームを指揮することを発表した。
現地メディアの間では昨季ユヴェントスを率いたマウリツィオ・サッリ氏が有力とも伝えられていただけに、このモウリーニョ監督就任に驚いた人は多いだろう。
トッテナムでは成績不振で指揮官の任を解かれることになってしまったが、実績十分の名将ではあることは間違いない。特に守備の部分に不安を抱えているローマにとって、ディフェンス組織の構築に優れたモウリーニョは特効薬となる可能性がある。ジャンルカ・マンチーニやロジェール・イバニェス、マラシュ・クンブラといったポテンシャルの高い若手DFは揃っているだけに、その素材を百戦錬磨の指揮官がどう調理するかは楽しみだ。そのほか、守備陣では同監督がインテル時代に見出したSBダビデ・サントンの復活にも期待がかかる。
しかし、そんな期待感がある一方で、モウリーニョとの関係が微妙な主力選手がいる。今季チームの攻撃陣を牽引したアルメニア代表MFヘンリク・ムヒタリアンだ。同選手はマンチェスター・ユナイテッド時代にモウリーニョと1年半にわたって共闘しているが、当時はトレーニングセッションでの衝突が報じられるなど、その関係は今でも芳しくないか。現行契約も今夏までとあって、最悪の場合は移籍もあるのではといった噂も現地では出始めている。
「モウリーニョが僕のキャリアの中で最も難しい監督だったかって? そうだね。イエスということができると思う。彼は本質的な勝者だ。
昨年には伊『forzaroma.info』のインタビューに対して、このように述べているムヒタリアン。やはり、マンU時代のモウリーニョ監督に対しては少なからず思うところがあったか。とはいえ、ムヒタリアンとモウリーニョ監督が衝突していた頃からは、3年半もの時間が経過している。お互いプロである以上、過去の因縁を新天地に持ち込むことはないと願いたいものだが、はたして結末はどうなるか。今季チームの中心として躍動したムヒタリアン。それだけに、ますます新指揮官との関係は気になるところだ。

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