サンパウロで10番を背負うアウベス photo/Getty Images
約1年半ぶりのセレソン復帰となった
ブラジル代表は14日、6月の代表戦にともなうメンバー発表を行った。その中で話題を呼んだのが、約1年半ぶりにセレソンに復帰した38歳のDFダニエウ・アウベスだ。
アウベスは38歳となった今もなお、第一線で活躍している。ブラジルから若くしてスペインへ渡り、2008年からバルセロナへ移籍すると加入1年目にチーム6冠達成に貢献。超攻撃的な右サイドバックとしてリオネル・メッシと形成された強力な右サイドは相手の脅威となり、数々のタイトルを獲得する。その後ユヴェントスやパリ・サンジェルマンでもプレイし、現在は母国へ復帰し強豪サンパウロで背番号10を背負っている。
昨季のブラジレイロ・セリエAで30試合に出場し、1ゴール3アシストをマークするアウベス。昨季、クラブではボランチでプレイしていたが、サンパウロの新指揮官に就任したエルナン・クレスポ監督の下、右ウィングバックへとポジションを戻した。そんなアウベスに対し、DFとしてチッチ監督はブラジル代表へ招集。出場となれば右サイドバックとなるだろう。
ブラジルはW杯南米予選の4戦を4連勝中だ。次戦はエクアドルとパラグアイという難敵との対戦へ向け、経験豊富なベテランをチームに中枢に据えることを決断。
代表招集は2019年10月以来となるため、約1年半ぶりのセレソン復帰となった38歳のアウベス。現在のセレソンのチームにどのようにアウベスが溶け込んでいくのか。