前線からチームを支える垣田(画像はイメージ) photo/Getty Images
まだ23歳と若い垣田
今季から戦いの舞台をJ1へと移している徳島ヴォルティス。昇格と共に監督交代を行うも新型コロナウイルスの影響から新指揮官であるダニエル・ポヤトスの合流が遅れてしまうアクシデントが発生。
鹿島アントラーズでプロデビューを果たした垣田は2019年から徳島に期限付きでの移籍でチームに加わっている。リーグ制覇を果たした昨季は17ゴールを決め、徳島をJ1昇格に導いた。
そんな垣田の強みは身長187cmの高さに加え、安定した足元の技術を持ち合わせているところにある。後方からの縦パスを収める力が強く、前線への抜け出しが多い徳島サッカーの中核を担っていると言える。また、守備でも積極的なプレスを仕掛けることが多く、優秀なファーストディフェンダーだ。
惜しくも引き分けとなった名古屋グランパス戦でも垣田の高いキープ力は効果てきめんであった。この試合では徳島がボールを持って攻め込む流れとなっていたが、宮代大聖や小西雄大といった2列目の選手が前を向いてプレイできず、効果的な攻撃を行えていなかった。それでも、垣田が少し降りてつぶれ役となることで、両サイドバックやボランチが裏へ飛び出チャンスを作っており、名古屋ゴールを脅かしていた。結局、ネットを揺らすことは出来ずに、スコアレスドローとなったが、上位相手に勝ち点1は十分な結果と言える。
このように前線で脅威となっている垣田。