ピンチに輝くレッズの“ナンバー5” 若き新守護神を支える副将...の画像はこちら >>

最終ラインからチームを支える(写真は2019年) photo/Getty Images

ドウグラスのシュートをブロック

浦和レッズが明治安田生命J1リーグ第15節でヴィッセル神戸と対戦。アンドレス・イニエスタやブラジルの新星・リンコンがスタメン出場する中で無失点に抑えて、2-0で勝利した。

無失点に大きく貢献したのは、浦和のスタメン出場した選手で2番目に年長となった槙野智章だった。

今節浦和の最大のピンチは64分、左サイドからイニエスタが切り込んでシュートを放つと鈴木彩艶がセーブ。こぼれ球を拾ったドウグラスが無人のゴールに蹴り込むも、槙野が賢明に身体を投げ出しながら、ブロックして事なきを得た。

あわや同点のピンチを救ったのは34歳のCBだった。18歳の鈴木が安定したパフォーマンスを発揮できるのも、前に槙野が立っているおかげだろう。懸命に声をかけて指示を出し、相手の得点機には身体全体でシュートを防ぐ。GKを破っても最後に槙野がいると相手FWに思わせることは、相手に危機感を与えると同時に味方には大きなアドバンテージを感じさせる。

今季、リカルド・ロドリゲス新監督を迎えたチームで全試合フル出場を続ける槙野。浦和で副キャプテンを務める彼の姿を鈴木彩艶が後ろで見ている。18歳の新守護神は槙野を手本にさらに成長することができるだろう。若いGKに安定感を与えているのは、背番号5の存在があるからだ。

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