U-21ドイツ代表の正守護神として活躍するダーメン photo/Getty Images
U-21欧州選手権で躍動中
マヌエル・ノイアー(バイエルン・ミュンヘン)、マルク・アンドレ・テア・シュテーゲン(バルセロナ)、ベルント・レノ(アーセナル)、ケビン・トラップ(フランクフルト)らを筆頭に、優秀なGKが揃うドイツ代表。“GK大国”などと称されることもあり、同国出身の選手には頼れる守護神が数多くいる。
そんななか、またドイツに楽しみな若手守護神が出現している。その名はフィン・ダーメン。マインツに所属する23歳だ。今季ブンデスリーガでは3試合の出場にとどまったものの、その将来に期待する人はドイツ国内にも少なくない。先日は独『SportBuzzer』も、「マインツではベンチを温める機会も多かったが、間違いなく代表の将来を担っていく選手」とダーメンのポテンシャルを高く評価している。
ドイツ期待の新鋭守護神であるダーメン。そんな彼は現在開催されているU-21欧州選手権でも、その才能の片鱗を見せつけている。同大会ではここまでドイツがこなした全試合でゴールマウスを守っている同選手。グループステージではハンガリーやオランダ、ルーマニアといったチームと同居するも、ダーメンがこの3試合で喫した失点はわずか「1」。堅い守備陣の中心として、若き守護神はドイツを決勝トーナメント進出に導いている。
さらに、現地時間31日に行われた準々決勝のデンマーク戦ではヒーローに。
まだ所属クラブで定位置奪取とはいかないものの、U-21欧州選手権ではその実力の高さを証明しているダーメン。まだそれほど知名度のある選手ではないものの、彼がA代表の守護神を務める日もそう遠くはないのか。またドイツに出現する才能豊かなGK。マインツ所属の23歳が、将来的にノイアー級のシュートストッパーとなればおもしろい。