バルセロナ移籍が決まったエリック・ガルシア photo/Getty Images
念願の古巣復帰となったガルシア
今季も終わり各チームが来季に向けて選手獲得や監督交代など、既に動き出している。リーガ・エスパニョーラ3位に終わったバルセロナもその一つだ。
ここで気になるのはその選手たちがどれほどチームに貢献できるのかだ。アグエロに関しては今季のプレイタイムこそ少ないが、プレミア最終節で2ゴールとさすがの決定力を見せている。
ではガルシアはどうか。昨季はチーム事情から出番が多く、センターバックとしてチームに貢献していた。しかし、今季は新加入選手や既存プレイヤーの成長もあり、リーグ戦では先発が3試合のみと難しいシーズンとなってしまった。
出場した試合では自身の強みである後方からの繋ぎでチームに貢献しており、悪くない出来であった。しかし、守備面では対人や裏へのケアといった場面で後手に回ることが多く、頼れる選手ではなかった。
そうなると、バルセロナでポジション争いに勝利できるのか。現在はクレマン・ラングレ、オスカル・ミンゲサ、ロナウド・アラウホ、ジェラール・ピケで3バックをローテーションしている。ガルシアが入るとすればピケが務めている真ん中のポジションか。サイドとなれば、ウイングバックが空けたスペースのカバーに入ることになるが、スピードに難があるガルシアでは難しいだろう。
大きな期待を寄せられてバルセロナへと帰還したガルシア。そのプレッシャーをはねのけ指揮官からの信頼を得られるか。