ボローニャで評価を高める冨安 photo/Getty Images
1度見てみたい組み合わせ
守備の数字だけを見るならば、ボローニャで活躍を続けるDF冨安健洋は現在のセリエAを代表する若手DFだ。センターバックとサイドバックの両方を兼務でき、弱点らしい弱点も見当たらない。
その冨安に注目しているのがセリエAの準強豪クラブとなったアタランタで、獲得へ強い関心を示しているという。
仮にアタランタへ移籍するならば、楽しみなのが23歳のアルゼンチン代表DFクリスティアン・ロメロとのコンビだ。ロメロにはマンチェスター・ユナイテッドも関心を示しているようだが、ロメロがアタランタに残留した場合は面白いことになってくる。
冨安とロメロは今季のセリエAでトップクラスの数字を残しており、冨安が22歳、ロメロが23歳と若いことも魅力だ。

アタランタで一流DFとなったロメロ photo/Getty Images
現セリエAを代表する若手DFの2人
今季セリエAでプレイした24歳以下のDFを見てみると、空中戦勝利数はロメロが105回で1位、2位がフィオレンティーナDFニコラ・ミレンコビッチ(23)で101回、そして3位が冨安で91回だ。
クリア回数ではミレンコビッチが121回で1位、冨安が102回で2位、ロメロは63回で6位。
タックル成功数はロメロが63回で1位、冨安は47回で5位。
インターセプト数はロメロが94回で1位、冨安は54回で3位。
インテルDFアレッサンドロ・バストーニなども現在のセリエAを代表する若手センターバックだが、冨安、ミレンコビッチ、ロメロもそのカテゴリーに入るのは間違いない。アタランタで冨安とロメロの共演が実現すれば、来季のアタランタはさらに上のステージを目指せるかもしれない。
セリエA最強ヤングコンビと言っても大袈裟ではないが、冨安は来季もセリエAでインパクトを残せるのか。アタランタでも成功を収めることができれば、その先にメガクラブへの挑戦が見えてくる(数字は『WhoScored.com』より)。