サッスオーロ所属のロカテッリも大活躍 photo/Getty Images
リーグでの好調をそのまま代表へ持ち込む
ここまでEURO2020グループステージで目立つのは、セリエA組の活躍だ。
イタリア代表が好調なのも理由の1つだろう。
他の国を見ても、得点王候補として快調にネットを揺らすインテル所属のベルギー代表FWロメル・ルカク(3得点)、ユヴェントス所属のポルトガル代表FWクリスティアーノ・ロナウド(3得点)もセリエA組だ。2人は今季のリーグ戦でも得点王のタイトルを争っていたが、EUROでも同じような構図となっている。

ルカクもゴールラッシュ photo/Getty Images
セリエA中堅クラブの選手たちも元気
さらにポルトガルを沈める貴重なゴールを奪ったドイツ代表DFロビン・ゴセンス(アタランタ)、第2戦のトルコ戦にてチームに貴重な勝ち点3をもたらす得点を決めたウェールズ代表MFアーロン・ラムジー(ユヴェントス)、ポーランド戦で決勝点を決めたスロバキア代表DFミラン・シュクリニアル(インテル)、フィンランド戦で決勝点を挙げたロシア代表MFアレクセイ・ミランチュク(アタランタ)、白星こそないが、北マケドニアにとって特別なゴールを決めたFWゴラン・パンデフ(ジェノア)など、重要なゴールを奪っている選手が多い。
サッスオーロやアタランタといったセリエAで好調を維持していた中堅クラブでプレイする選手がEUROでも結果を残しているのが印象的で、各クラブのサポーターも楽しんでいるのではないか。それだけクラブで充実した時間を過ごしていると考えることもでき、新シーズンもセリエAの戦いは世界から注目されることになるだろう。