垣田は大迫の後釜となれるのか photo/Getty Images
素晴らしいFWだ
日本の代表戦が行われるたびに議題に挙がる大迫勇也の後釜問題。まだ31歳と現役の年齢だが、彼が怪我をしてしまえば代表は確実に戦力ダウンしてしまう。
そんな大迫問題を解決させられるかも知れない選手が国内に居る。徳島ヴォルティス所属のFW垣田裕暉だ。
大迫と同じく鹿島アントラーズ出身の垣田。現在はレンタルで徳島に在籍している。昨季はJ2ではあるが、17ゴールとチーム得点王の活躍でJ2優勝、J1昇格を決めた立役者である。今季は主力としての初のJ1挑戦となっているが、20節終了時で3得点と少し寂しい。
そんな23歳の武器はポストプレイで自身が持つ187cmの高身長を生かしたキープ力である。それはJ1の舞台でも通用しており、昨季とは違い前線で孤立することの多い今季だが、フィジカルの強さを生かしてボールをキープし、前線での起点となっている。また、キープ力だけでなく、そこからドリブル、パス、シュートと非常に選択肢が豊富な選手であり、まさに大迫の後釜にピッタリな選手である。
黒星となった27日のマリノス戦では1トップとして先発を果たした垣田。
今季は苦戦気味だが、実力は確かな垣田。最近の代表の選考基準を見る限り、オナイウや古橋亨梧のようにまず得点が必要となる。今後は今よりもゴールを量産し、日本を代表するFWになることを期待したい。