今大会はムバッペも不発に終わる photo/Getty Images
ベスト16敗退で厳しい視線
優勝候補筆頭との呼び声がありながら、フランス代表はEURO2020のベスト16でスイス代表にPK戦の末敗れた。
3-1とリードしたところまでは見事だったが、その後2点を奪われたのは強豪国らしくない戦いぶりだ。
疑問点に挙げられるのが、代表監督ディディエ・デシャンの人選だ。結果を残した代表監督が陥りやすい問題の1つに、過去の優勝メンバーを信用しすぎる点が挙げられる。デシャンは今大会にも2018年のワールドカップ・ロシア大会優勝メンバーを多く招集していたが、そこには大会前から疑問の声もあった。
中盤のポール・ポグバとエンゴロ・カンテは良い関係を築いていたが、英『90min』はコランタン・トリッソ、アドリエン・ラビオは招集に値しなかったと切り捨てている。
2020-21シーズンにトッテナムで思うような結果を残せていなかったMFムサ・シソコも招集されており、このあたりはデシャンの好みだろう。
最終ラインではバルセロナDFクレマン・ラングレを招集し、ベスト16のスイス戦でデシャンはラングレを先発出場させた。しかしこの策は当たらず、前半にはFWハリス・セフェロビッチに競り負けて先制点を許してしまった。
ここは今夏のバイエルン入りが決まっているDFダヨ・ウパメカノ、レスター・シティでハイパフォーマンスを見せたウェズレイ・フォファナなど、別の若くて優秀なセンターバックを招集する手もあったはず。
中盤でもトリッソやシソコにこだわらずとも、リヨンのフセム・アワールやレンヌのエドゥアルド・カマヴィンガといったタレントもいる。
メジャートーナメントで若手に賭けるのはリスクがある行為ではあるが、デシャンはクラブのパフォーマンスより代表での実績を優先した印象が強い。長く戦ってきた選手たちを信頼しがちになるのが代表監督の常というものだが、フランス代表の人選はこれで良かったのか。

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