デンマークのベスト8進出に貢献するブライトバイテ photo/Getty Images
EUROでは全試合に先発出場
熱戦を繰り広げるUEFA EURO2020でスペイン代表はクロアチア代表と対戦し、延長戦の末に5-3でスペインが勝利する。スペインは2大会ぶりのベスト8進出を果たした。
大会開幕前のメンバー発表では、レアル・マドリード所属の選手がいないことが話題となった。またバルセロナの選手はジョルディ・アルバ、セルヒオ・ブスケッツ、ペドリが選ばれている。
ベスト8に進出した国でバルセロナ所属の選手はスペイン以外に1名だけ存在する。ウェールズ代表を破り、勝ち上がったデンマーク代表のマルティン・ブライトバイテだ。彼は4試合にスタメン出場しており、決勝トーナメント1回戦のウェールズ戦でゴールを記録。チームをベスト8進出へ導いている。
バルセロナでは結果を残すことができず、今季は29試合に出場も先発はわずか11試合で2ゴールに終わった。今オフはセルヒオ・アグエロの獲得もあり、放出候補の1人に挙げられている。ただデンマークでは欠かせない存在となっており、ウィングや2列目でプレイ。サイドから仕掛けや、2列目からの積極的な飛び出しでゴールを狙い続けている。
EUROでの活躍でブライトバイテの立ち位置は変わるだろうか。ゴールという結果を残せば、自身の価値を高めることができるだろう。
すでにブライトバイテには、バレンシアなど国内クラブからの関心が寄せられるとスペインメディア『SPORT』で報じられている。スペイン以外では、バルサで唯一ベスト8まで勝ち上がったブライトバイテ。EUROを機に自らの実力を発揮し、キャリアを好転させることができるだろうか。