トッテナムの新指揮官となったヌーノ(右) photo/Getty Images
また強いスパーズが見られるのか
昨季、前監督であったジョゼ・モウリーニョを解任し、クラブOBであるライアン・メイソンに暫定監督を任せたトッテナム。シーズン終了後には何人もの監督候補と交渉し、元ウルブズの指揮官であるヌーノ・エスピリト・サントを招聘した。
そんなヌーノはバレンシアやポルトといった名門を率いた過去を持ち、2017年からウルブズを指導していた。チャンピオンシップから昇格した際は、7位でのフィニッシュとプレミアでも通用するチーム作りを成功させている。
そこでスパーズの会長であるダニエル・レヴィは英『talk SPORT』にて、ヌーノに攻撃的なサッカーを求めていると発言している。昨季はリーグでの得点数が68点と上から3番目の数字ではあるが、前指揮官であるモウリーニョの守備的なサッカーからの反動か攻撃的なサッカーを新監督に要求しているようだ。
しかし、新監督であるヌーノがウルブズ時代に構築していたサッカーが攻撃的かと聞かれれば少し回答に困ってしまう。確かにボールを保持して攻撃を行う場合もあるが、ウルブズが目立つ場面と言えば高速カウンターだろう。ボール奪取から安定した組み立てで素早く前線にボールを当て、そこからの攻撃で点を取る。強豪マンチェスター・シティを破った試合でも敵陣でのボール奪取からカウンターを成功させている。
このサッカーをやるのであればスパーズに人材は揃っているだろう。後方の安定性には欠けるが、前線にはハリー・ケインとソン・フンミンが控えており、カウンターの脅威でいえばプレミアトップクラスだ。そういう点ではヌーノ招聘は最適解だが、レヴィ会長の求める攻撃的なサッカーなのだろうか。
もちろん、ウルブズ時代の戦術は一度白紙に戻し、スパーズ専用のスタイルを用意するのかも知れない。ヌーノとしてはウルブズからのステップアップであり、来季はスパーズの失いかけている格を取り戻して欲しい。

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