グリーズマンはアトレティコへ戻るのか photo/Getty Images
注目集めるトレード案
現在スペインの市場を騒がせているのが、バルセロナFWアントワーヌ・グリーズマンとアトレティコ・マドリードMFサウール・ニゲスのトレード案だ。
実現すればグリーズマンが古巣アトレティコへ戻ることになり、様々な方面で話題となることだろう。
昨夏はバルセロナからFWルイス・スアレスがアトレティコへ移籍し、1年目からリーガ・エスパニョーラを制してしまった。スペイン『Mundo Deportivo』は、グリーズマンが復帰すればスアレス、ジョアン・フェリックスとともに強烈なトリデンテを構成するはずとアトレティコの攻撃力アップを警戒している。

サウールはバルサへ向かうことでチャンス増えるか photo/Getty Images
実現すれば面白い
さらにアトレティコはウディネーゼよりセリエAを代表するチャンスメイカーだったアルゼンチン代表MFロドリゴ・デ・パウルも引き抜いており、攻撃のアイディアは明らかに増えている。得点を奪えるMFへ成長したマルコス・ジョレンテ、ベルギー代表のヤニック・フェレイラ・カラスコ、FWアンヘル・コレアらも優秀なタレントで、どこかディエゴ・シメオネ率いるアトレティコの魅力が守備から攻撃へ移り変わりつつあるようにも感じさせられる。
バルセロナの場合は左利きのMFが不足しているため、サウールが合流すればオプションは増えるだろう。サウール本人もスペイン代表入りを狙っているはずで、バルセロナでアピールできれば来年のワールドカップ行きが見えてくる。バルセロナ側にもメリットはある。
しかし、どちらかといえばグリーズマンのアトレティコ復帰の方がインパクトは大きい。シメオネはグリーズマンの特長を理解しているため、復帰早々から上手くチームに組み込んでくるだろう。
実現すればアトレティコがリーガ連覇へ戦力を上積みさせたと考えられそうだが、新シーズンのリーガはどうなるのか。