高い得点力誇るG・ジェズス photo/Getty Images
そろそろトップクラブで1番手になりたい
イングランドにやってきて4年半。世界最高クラスの2番手FWと呼ぶにふさわしいのが、マンチェスター・シティFWガブリエウ・ジェズスだ。
ジェズスをワールドクラスのストライカーと呼ぶべきかは意見が分かれるかもしれない。能力は高いが、マンCではほとんどの時間をセルヒオ・アグエロに次ぐ2番手として過ごしてきたからだ。どうしてもアグエロの方がインパクトがあり、ジェズスは脇役のイメージから抜け出せずにいた。
しかし、プレミアリーグでの成績を考えればジェズスは十分に一流だ。ジェズスはここまでプレミアリーグで148.6分に1ゴールのペースでネットを揺らしているのだが、これは2016-17シーズン以降のプレミアリーグでは5番目にハイペースだ。
4位はアーセナルFWピエール・エメリク・オバメヤン(144.8分)、3位リヴァプールFWモハメド・サラー(127.8分)、2位がアグエロ(117.2分)、そして1位がトッテナムFWハリー・ケイン(108.1分)だ。ジェズスもプレミアを代表する点取り屋であることは間違いない(数字は『WhoScored』より)。
大切なのはここからのキャリアだろう。とうとうアグエロがマンCを離れたが、今夏はジェズスの周囲も騒がしい。マンCではケインの獲得案が噂されており、仮に加わるようなことがあればジェズスの序列は2番手のままだろう。2016-17シーズンから得点ペース2位のアグエロに続き、1位のケインがライバルになるのは運が悪すぎる。
ジェズスにもユヴェントスが関心を示しているとの話題があるが、1番手として輝ける時はくるだろうか。