プレミアでも暴れることはできるか photo/Getty Images
注目したいクラブだ
昨季は昇格プレイオフでスウォンジーを撃破し、クラブ史上初のプレミア行きを決めたブレントフォード。現状では開幕まで時間があるが、1部で戦うための戦力を揃えており、先日、ミッティランからナイジェリア代表MFフランク・オニェカ、セルティックからノルウェー代表DFクリストフェル・アイエルを獲得しており、準備万端だ。
やはり注目はFWのイヴァン・トニーか。25歳のストライカーは昨季チーム得点王となる33ゴールを決めており、昇格に貢献している。一昨季も実質3部のリーグ1でも24ゴールを奪っており、乗りに乗っている点取り屋だ。PKでの技術も高く、昨季は9本中9本沈めており、ブレントフォード相手にボックス内での安易なファウルは命取りだ。
そんなトニーはゴール前での評価が高いが、カウンター時の起点作りも非常にうまい。ブレントフォードは前線に2枚フォワードを置くことが多く、カウンター時にはトニーが降りてボールを受けるシーンが散見されるが、彼は敵を引き付けてからスルーパスを出す技術に長けている。21-22シーズンでもプレミアの守備陣はトニーに手を焼くことになりそうだ。更に来季結果を出せば、同じくブレントフォードからアストン・ヴィラへ移籍したオリー・ワトキンスのように代表選出されてもおかしくないだろう。
また、トニー以外にも優秀な選手は揃っており、9ゴールを挙げた元リヴァプールのセルジ・カノス(24)や8ゴールを挙げたブライアン・ムベウモ(22)、同じく8ゴールのフィンランド代表マルクス・フォルス(22)と若く優秀な選手が多く在籍している。
昇格組では選手が揃っているノリッジ・シティが注目されているが、ブレントフォードも侮れない存在なのかも知れない。ここ数年はウルブズやリーズが昇格組ながら健闘しており、来季はブレントフォードが台風の目となるのか(データは『sofa score』より)。

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