日本代表も指揮したハリルホジッチ監督 photo/Getty Images
やはりアフリカのチームが合っている?
超攻撃型ウイングバックとして注目を集め、今夏にパリ・サンジェルマンへ移籍したアクラフ・ハキミ、アヤックスで結果を残し、昨夏にチェルシーへ移籍したMFハキム・ツィエクなどを擁し、今密かに注目されているチームがある。
2018年のワールドカップ・ロシア大会にも出場したアフリカのモロッコ代表だ。
ハキミとツィエクはその中心メンバーであり、そして現在モロッコを指揮しているのがヴァイッド・ハリルホジッチ前日本代表監督なのだ。
ハキミやツィエクだけではない。センターバックではウォルバーハンプトンでプレイするロマン・サイス、ハキミと同じ攻撃的サイドバックのノゼア・マズラウィ(アヤックス)、中盤にはフィオレンティーナ所属のソフィアン・アムラバト、フランクフルトMFアイメン・バルコク、本田圭佑とミランでプレイしたテクニシャンのアデル・ターラブト(ベンフィカ)。
前線にはセビージャで得点能力が開花したユセフ・エン・ネシリ、バルセロナのアカデミー出身者である現セビージャのムニル・エル・ハダディなど欧州で活躍するタレントが揃っている。
ハリルホジッチ体制がスタートしたのは2019年8月からで、ここまでは14試合で8勝5分1敗と結果が出ている。ハリルホジッチといえば2014年のワールドカップにてアルジェリア代表をベスト16へ導いたことが話題を呼んだが、モロッコも同じアフリカのチームだ。来年のワールドカップでアルジェリアの再現を狙っていることだろう。
タレントも揃い、モロッコ代表は黄金期を迎えようとしている。過去に1986年のワールドカップでベスト16に入ったことがあるが、まだワールドカップでは2勝しかしたことがない。ワールドカップではほとんど実績がないチームと言うことができ、来年のワールドカップでベスト16へ導けばハリルホジッチの評価は再び上昇するはずだ。注目のダークホース候補の1つと言っていいだろう。

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