アトレティコで活躍したジエゴ・コスタ photo/Getty Images
フリー補強も毎年の注目ポイント
夏の移籍市場では毎年のように話題となるが、今夏も現時点で無所属となっている名手が数名いる。
例えばアトレティコ・マドリードで活躍したFWジエゴ・コスタだ。
DFでは、アーセナルとの契約が満了となった34歳のダビド・ルイス、クリスタル・パレスとの契約が満了となった35歳のガリー・ケイヒル、バイエルンを離れた32歳のジェローム・ボアテングも行き先が決まっていない。

ダビド・ルイスはアーセナルを離れた photo/Getty Images
まだ輝く場所はある
いずれも各国代表でプレイしてきた一流センターバックだが、ピークが過ぎたのは間違いない。ダビド・ルイスにはトルコのアダナ・デミルスポル、ケイヒルにはスコットランドのレンジャーズが関心を示していると噂されるが、欧州5大リーグでの活躍は難しいのか。
ボアテングの場合は2人よりもまだ評価が高く、欧州5大リーグでのチャンスもあるだろう。バイエルンとドイツ代表での経験は貴重で、今月にはジョゼ・モウリーニョが指揮官に就任したローマが関心を示しているとの話題も出ていた。まだ衰えるには早いか。
アタッカーではフィオレンティーナを退団したFWフランク・リベリの今後も気にかかる。38歳になったとはいえ、お得意のドリブルにはまだキレがある。ピークは過ぎたが、相手DFのタイミングを外す仕掛けはトップレベルで通用するはずだ。
いずれも2010年代のサッカー界を大いに盛り上げてくれた選手たちばかりだが、彼らはどこへ向かうのか。フリーとなっている選手たちの行き先も、夏の市場の注目ポイントの1つだ。