指揮官の判断は正しかったのか photo/Getty Images
難しい判断だ
惜しくも東京五輪の準決勝で敗戦となってしまったU-24日本代表。それでも、強豪スペイン相手をあと一歩のところまで追いつめており、試合内容としては悪くなかったと言える。
この試合で批判の声が上がるとすれば、日本の2大エースである久保建英と堂安律を下げた判断か。確かに彼らがベンチに下がったことで日本の攻撃の迫力は失われていた。しかし、前述した2名の疲労はすさまじく、堂安に関してはまだ引き延ばしても良かったが、久保は守備で走れておらず、ボールホルダーへのファーストディフェンスが機能していなかった。それは後半の中盤あたりから顕著に見られており、むしろ代えなかったのは久保への期待感だろう。
その2名を代え、前田大然と三好康児を投入したのは指揮官である森保一の英断だったといえる。確かに久保と堂安を下げたことで攻撃力は失われたが、どちらかを残したところで、勝てていた確証はなく、それで監督を批判するのは簡単だ。
実際に投入された前田、三好は守備で走っており、日本の堅守を継続していた。攻撃面では決定的な仕事を出来なかったが、それが今の日本のレベルということだ。
人材不足は仕方ないことであり、選手層を厚くするのは今後の日本全体での課題だ。強気な判断が結果的に裏目に出てしまった日本代表だが、この重要な場面でエースを下げる判断をした森保一監督には今後期待しても良さそうだ。

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