PSGを指揮するポチェッティーノ photo/Getty Images
またもリールに敗れてしまった
戦力は文句なしに国内No.1なのだが、なぜか脆さを見せてしまうのがパリ・サンジェルマンの不思議なところだ。
昨季もリールにリーグ制覇を許してしまったが、先日行われたトロフェ・デ・シャンピオンでは再びリールに0-1で敗北。
もちろん一部の主力が出場していなかったことは言い訳の材料となるが、リールの方も今夏はMFブバカリ・スマレをレスター・シティ、GKマイク・メニャンをミランに売却するなど一部の主力を失っている。むしろ戦力はダウンしているところがあり、パリともなれば負けは許されない。

新シーズンへ準備進めるPSG photo/Getty Images
なぜか国内では不安定
チャンピオンズリーグ制覇ばかりが注目されるが、まずは国内の戦いをきっちりと支配すべきだろう。今夏にはGKジャンルイジ・ドンナルンマ、DFセルヒオ・ラモス、アクラフ・ハキミ、MFジョルジニオ・ワイナルドゥムら実力者を次々と獲得しており、国内の戦いにおいては何一つ言い訳が許されない。
昨季はリーグ戦で8つも黒星を喫したが、戦力的にこれは許されない数字だろう。戦力が豪華だからと油断すべきではなく、より決定的にならなければならない。
そうした意味では、指揮官マウリシオ・ポチェッティーノは一番プレッシャーを感じている指揮官かもしれない。国内での失敗はこれ以上許されず、戦力的にはチャンピオンズリーグでも優勝が求められる。
このプレッシャーを跳ね除けて成功を掴めるのか。ポチェッティーノの胃が痛くなるチャレンジは注目だ。