サガン鳥栖への完全移籍加入が発表された小泉 photo/Getty Images
アグレッシブな守備が売りの26歳
2021年シーズン、明治安田生命J1リーグでここまで3位と健闘しているサガン鳥栖。そんな彼らが最大の強みとしているのが鉄壁の守りだ。
そんな鳥栖の守備は、新たな選手を迎え入れたことでさらに上のレベルへと到達するのだろうか。10日、同クラブは鹿島アントラーズから頼れる中盤戦士の完全移籍による獲得を発表。上位フィニッシュに向けて、チームには楽しみな守備者が加わることとなった。
その中盤戦士とはMF小泉慶(26)だ。今季は鹿島でリーグ戦17試合に出場していた同選手。アグレッシブなプレスをはじめとした献身性が光るプレイヤーで、鳥栖の守備のやり方にはマッチした選手といえるだろう。本職は守備的MFだが、サイドバックやトップ下でもプレイ可能とあって、その起用法に幅があるのも鳥栖にとってはプラス材料。的確な補強となったのは間違いない。
その小泉に関しては、守備の部分で興味深いデータも。データサイト『FBref』によると、2021年シーズンに同選手がピッチに立っていたなかで鹿島が喫した1試合平均失点数は「1.05」。
積極果敢な守備を売りとし、相手のビルドアップを阻害する動きに強みを持つ小泉。対人の強さにも目を見張るものがある26歳は、はたして鳥栖でどこまで重要な存在となるのだろうか。今から新天地デビューの瞬間は待ちきれない。