着々と力をつけているアメリカ代表 photo/Getty Images
狙いは5年後のW杯
先日発表されたFIFAランキングは、1位から8位までが欧州と南米の国で占められていた。
やはり欧州と南米の実力は他を圧倒しており、その他の大陸からFIFAランキングTOP5へ食い込むのは極めて難しい。
しかし、着々と順位を上げてきている国もある。今回10位に入ったアメリカ代表だ。
アメリカがTOP10に入るのは2006年以降では初めてのことだという。今年は北中米のゴールドカップを制するなど、着実に成果を出している。
タレントの方もチェルシーFWクリスティアン・プリシッチを筆頭に、ドルトムントMFジョバンニ・レイナ、バルセロナDFセルジーニョ・デスト、ユヴェントスMFウェストン・マッケニーなどビッグクラブでプレイする若手がここ数年で一気に増えた。
アメリカがどこまで成長するか予想は難しいが、上手くいけば第2のベルギー代表になる可能性もある。
ベルギーは2011年の時点ではFIFAランキング41位だったが、2013年には11位までジャンプアップ。エデン・アザール、ロメル・ルカクらタレントも続々と出てきていた。
そして2014年には4位に入り、2015年には1位にもなった。今回発表されたランキングでも未だにベルギーは1位だ。
FIFAランキングがすべてではないが、アメリカとしては成長を続けてさらに順位を上げたいところだろう。2026年のカナダ、メキシコ、アメリカの3国共催ワールドカップへ臨む際にFIFAランキングTOP5に入っていれば上出来だろう。