第3節でマッチアップすることになりそうなファン・ダイク(左)とルカク(右)photo/Getty Images
イタリアでは敵なしのルカクだが……
13日に待望の新シーズンが開幕し、ここまで2試合を消化したプレミアリーグ。有観客での開催ということもあり、大きな盛り上がりを見せている。
そんな中、28日に行われる第3節で早速、今季最も熱いバトルが見られることとなりそうだ。日本時間25時30分にキックオフされるリヴァプール対チェルシー。リーグ王座奪還を目指す“レッズ”と欧州王者である“ブルーズ”の一戦ということもあり、もちろん、対戦カード自体も非常に魅力的だ。
その試合の中でも特に注目なのが、オランダ代表DFフィルジル・ファン・ダイク(リヴァプール)とベルギー代表FWロメル・ルカク(チェルシー)のバトルではないか。プロサッカー選手の中でも規格外のフィジカルとスピードの両方を兼ね備えるこの2人が、早くもマッチアップすることになりそうなのだ。
このマッチアップは決して今回が初めてではない。ルカクはエヴァートン時代やマンチェスター・ユナイテッド時代に何度もファン・ダイクと対戦している。ただ、ファン・ダイクにことごとく抑えられており、ルカクの方はあまり良いイメージをもっていないだろう。しかし、ルカクはこの2年間、イタリアの地で肉体改造に取り組み、己に磨きをかけ、公式戦96試合に出場して64ゴール16アシストを記録するストライカーにまで成長。そして、満を持して今夏にプレミアリーグ復帰を果たし、チェルシーでの再デビュー戦となったアーセナル戦では決勝ゴールを決め、違いを見せつけた。
一方のファン・ダイクも、昨季は怪我に苦しめられたものの、今や世界No.1と評価されるほどのセンターバックだ。
英『LIVERPOOL ECHO』によると、リヴァプールのレジェンドであるジェイミー・キャラガー氏も「リヴァプールはチェルシー戦で何か変える必要はない。ただ、ファン・ダイクは間違いなく、プレミアリーグの中でルカクとの対戦を楽しみにしている選手のひとりだろう。素晴らしいバトルになるんじゃないかな」と述べていた。
チームの結果に直結すると言っても過言ではないファン・ダイクとルカクのバトル。はたして、勝利の女神はどちらに微笑むのか。