ケインを獲得出来ていれば良かったが、誰がプレミア王者に加わるのか photo/Getty Images
誰を獲得するのか
今夏のトップターゲットであったハリー・ケイン獲得に失敗したマンチェスター・シティ。EURO2020終了後からアプローチは続けていたようだが、合意に達することは出来ていない。
そこで気になるのは残り少ない移籍市場でどのように動くかだ。現状のスカッドを見ても、9番を任せられる選手はフェラン・トーレス、ラヒーム・スターリング、リラム・デラップの3名であり、さすがに物足りないか。昨季の偽9番で戦うやり方もあるが、シーズン始まってここまでの3試合ではトーレスを起用しており、ケビン・デ・ブライネやベルナルド・シウバといった選手をセンターフォワードに置くことはしないのかも知れない。
英『Manchester Evening News』はストライカー問題を解決できる選手として4名のFWをピックアップしている。それはレスターのケレチ・イヘアナチョ、アストン・ヴィラのオリー・ワトキンス、フィオレンティーナのドゥシャン・ヴラホビッチ、レアル・ソシエダのアレクサンデル・イサクだ。どの選手も非常に優秀だが、噂としてあったのはヴラホビッチのみであり、プレミア王者は約100億円のオファーがあったことを否定している。
この4名以外で可能性としてはユヴェントスのクリスティアーノ・ロナウドが最有力候補だが、移籍市場に精通しているファブリシオ・ロマーノ氏によれば移籍金は約40億円と言われている。が、マンCとユヴェントスの間で金額面に相違があり、未だに合意とはなっていない。
ケインのようなワールドクラスのストライカーを欲するプレミア王者だが、彼らを満足させる選手は移籍市場に出回っていないのか。ケインに並ぶ選手であれば、ボルシア・ドルトムントのアーリング・ハーランドやバイエルン・ミュンヘンのロベルト・レヴァンドフスキだが、獲得の話は一切出てきていない。市場閉幕までの時間は残り少なく、ここで焦って選択肢を誤ればパニックバイになる可能性は高い。難しい判断となるが、今季はストライカーを迎えない可能性が高いだろう。