森保一監督はこの豊富な人材をどのように使うのか photo/Getty Images
競争力は選手を成長させる要因だ
先日ワールドカップ・カタール大会に向けたアジア最終予選に臨む日本代表のメンバーが発表された。初招集は湘南ベルマーレの谷晃生のみとなっており、最終予選ということもあって非常に無難なメンバー選びとなった。
各ポジションに実力者が選出されており、どういった並びとなるのか興味深い。特に[4-2-3-1]の2列目は熾烈なポジション争いが起こるだろう。前回行われたセルビアとの親善試合では右から伊東純也、鎌田大地、南野拓実といった構成となっている。この試合ではその伊東のゴールが決勝点となり、チームは白星を挙げている。
しかし、他のメンバーを見ると彼らも安泰とは言えないか。先日行われた東京五輪で活躍した久保建英、堂安律がフル代表に入っており、2列目に入ることが予想される。久保、堂安共にU-24では実力が抜きんでており、フル代表での経験値もすでに持っている選手たちだ。
また、ヴィッセル神戸からセルティックへ移籍した古橋亨梧は既に7ゴールを挙げており、好調を維持している。彼はFWの選手であり、セルティックでも1トップや左ウイングでの起用が見られるが、どちらかと言えばセカンドトップのような選手で、キープ力を求められるこれまでの日本代表のセンターフォワードタイプではない。以前の招集ではトップ下での起用も見られており、2列目の熾烈なポジション争いに参加する可能性は高い。
このように人材が豊富な2列目のポジション。クラブでの活躍から伊東や鎌田は当確のように見えるが、森保一監督はどう選手を配置するのか。