鈴木優磨を筆頭に3名の日本人ストライカーが在籍しているシント・トロイデン photo/Getty Images
多くの選手を呼び可能性を探る必要がある
現在行われているワールドカップアジア最終予選で得点力不足を露呈した日本代表。中国戦では頼りになる大迫勇也のゴールで勝ったものの、その大迫もコンディション不良なのか、以前までのパフォーマンスは見られなかった。
であれば、今回追加招集されたオナイウ阿道が次回はメンバーに入ってくることが予想される。しかし、海外には多くの日本人FWが各クラブで活躍しており、広い視野で呼ぶ選手を見極める必要がありそうだ。これまでの経験も大事だが、現状のコンディションにも注目したい。
特にベルギーのシント・トロイデンにはセンターフォワードだけでも鈴木優磨、林大地、原大智の3名が在籍しており、非常に珍しいクラブとなっている、先日行われたドイツ2部デュッセルドルフとのテストマッチでは鈴木が早速起用され、得点を挙げた。
シント・トロイデンに注目したいのはやはりその競争力か。これはどのクラブにもあることだが、日本代表に選ばれると考えたとき、これほど競争力の激しいクラブはないだろう。代表の状況を見れば、[4-2-3-1]の1トップには大迫以外の選択肢が無く、調子を上げた選手が招集される可能性は十分にある。
前述した3名に関してはまだフル代表で起用された経験は無いものの、鈴木は昨季リーグ戦で17ゴール。原もクロアチアへ移籍後、半年でスペイン1部のアラベスに引き抜かれ、林も既にセルクル・ブルージュ戦でゴールを決めるなど、どの選手も高いポテンシャルを秘めている。
得点力強化のためにも、FW陣を見直す必要のある日本代表。ある程度の実績も必要だが、シント・トロイデン所属の3名のストライカーに目を向けてみてはどうだろうか。