新境地を開拓する関根 photo/Getty Images
先制点を創出するラストパスを供給
浦和レッズは明治安田生命J1リーグ第29節でセレッソ大阪と対戦。浦和が2ゴールを奪って勝利した。
この試合で右サイドハーフで先発した関根。前半からボールを保持して攻撃のリズムを作ると、9分には関根のパスに小泉佳穂がスルーして抜け出した江坂が右足を振り抜き、先制点を奪う。
関根といえば右から得意のドリブルで仕掛けていくプレイが印象的だが、今季は右サイドでも低い位置でビルドアップに参加したり、中央でのボールを受けるシーンが見受けられる。これはリカルド・ロドリゲス監督になった今季から多く見られており、純粋に縦で勝負するのではなく、中央でゲームを組み立てる“偽7番”へと進化しているのだ。
先制点のシーンでも精度の高いパスでカウンターの起点となっている関根。今シーズンは中盤戦で1.5列目としてFWでも起用されるなど、リカルド・ロドリゲス監督の下で幅広いプレイスタイルに挑戦している。
また得点もドリブルからカットインするより、左サイドからのクロスに中央で合わせるシーンが多い。酒井宏樹が加入したことで、中央に侵入することによって酒井をフリーにさせるチームとしての狙いもあるだろう。このように新たな形に挑戦する浦和と関根自身による変化が垣間見られている。

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