キルギス戦でハットトリックを達成したオナイウ阿道 photo/Getty Images
25歳と若い選手だ
10月の代表戦もすぐそこまで迫ってきた日本代表。前回のオマーン戦、中国戦では不甲斐ない結果に終わっており、次のサウジアラビア戦、オーストラリア戦は期待したい。
そこで重要となるのは選手選考か。特にFWに関しては前回招集したセルティックの古橋亨梧が怪我で離脱しており、今回呼んだとしても戦力になるか分からない。であれば、別の選手を呼ぶ必要があるが、可能性として高いのはトゥールーズへ移籍したFWオナイウ阿道か。
今季横浜F・マリノスで20試合12ゴールを挙げたオナイウは夏の移籍市場でフランスへ渡った。すると、ここまで全試合に出場しチームトップの5ゴールをマーク。トゥールーズをリーグ首位に押し上げている。
所属クラブでは主に2トップの一角や3トップのセンターフォワードや左ウイングとして起用されており、森保ジャパンが基本とする[4-5-1]の1トップも十分に任せられる。トゥールーズでは前線に張るだけでなく、少し下がった位置から崩しに参加しており、偽9番的な動きも見られる。大迫勇也とは少しプレイスタイルが異なるが、そういったスペースを活用できる鎌田大地とのコンビは期待できる。
フィジカルが求められるフランスの地で結果を出しているオナイウ。フル代表としては経験に乏しい彼を重要な一戦で起用することの難しさはある。が、Jリーグ、フランス2部とここまで継続してゴールを量産している勢いのある選手には期待せずにはいられない。