ブレントフォードで印象的な活躍を披露しているトニー photo/Getty Images
「とてもドログバに近いものを感じる」
今季プレミアでプレイするストライカーのなかでも、最も大きな注目を集めているのは誰か。おそらく、それはチェルシーのベルギー代表FWロメル・ルカクやマンチェスター・ユナイテッドのポルトガル代表FWクリスティアーノ・ロナウドあたりだろう。
しかし、そんなド派手なストライカーが目立つ一方では、昇格組にいる優秀な点取り屋のことも忘れてはいけない。ルカクやC・ロナウドほどの知名度を誇るわけではないが、プレミアファンの間で密かに注目度が上昇しているのがブレントフォードに所属するイヴァン・トニーだ。
昨季はチャンピオンシップ(英2部)で45試合に出場し、驚異の31ゴール10アシストという成績を残したトニー。プレミアでどこまで通用するかは未知数な部分があったものの、このストライカーは世界最高峰の舞台でもその能力を遺憾なく発揮している。フィニッシュの精度はもちろんのこと前線でのチャンスメイクも上質で、サイドに流れてからのドリブルや味方が入れた楔のパスをフリックする足元の巧さも目立つ。
「ロッカールームでは、確か誰かがイヴァンのことをディディエ・ドログバと比較していたね。実際、その時は僕も似ていると思ったよ。ボールキープやファーストタッチ、パス、ヘディングのやり方あたりは、とてもドログバに近いものを感じるね。本当に素晴らしい選手だよ。味方でよかった」(英『Daily Mirror』より)
そんなトニーに関しては、チームメイトのMFクリスティアン・ノアゴーもこのように語っている。
昇格組で暴れる25歳のストライカー。このまま順調に結果を残し続けることができれば、もしかすると数年後にトニーはプレミアでも伝説的な存在となっているかもしれない。