終盤はロングボールでの攻撃が主体となったバルサ photo/Getty Images
ピケのFW起用に批判の声も
バルセロナはグラナダと対戦し1-1のドローで決着した。開始早々に失点したバルサは、1点を追いかける展開となる。
1点ビハインドの75分に指揮官はベンチスタートだったジェラール・ピケを呼び、交代の準備を進める。DF同士の交代かと思われたが、ベンチに下がるのはユスフ・デミル。ピケはそのまま前線に入り、FWとして出場した。
また終盤にはロナウド・アラウホも上がり、彼ら目掛けてボールを供給。そのアラウホが1点をもぎ取りドローで決着となったが、バルセロナのクラブカラーに似つかわしくない戦法には疑問の声も投げかけられる。
“ティキ・タカ”で世界中のサッカーファンを魅了したバルセロナ。しかしそれももう昔の話になったということなのだろうか。リオネル・メッシが退団したバルサは今季から新たな改革へと進んでいる。その中で今節のような何としても勝ち点を取りに行く攻撃も必要になるのだ。
スペイン紙『MARCA』では「バルセロナの変化がみられるスタッツ」としてこの試合でのクロス数が54回を記録したことを伝えており、同紙で指揮官は「今のバルセロナは8年前と同じではない」と語っている。
メッシにアンドレス・イニエスタ、シャビ・エルナンデスらが魅力的なパスサッカーを展開し、欧州や世界中を席巻していたバルセロナも今は昔。