ペップ政権はいつまで続くのか photo/Getty Images
能力の見極めに優れている
先日行われたチェルシー戦に勝利したマンチェスター・シティ。試合前にはロドリやアイメリック・ラポルトといった主力の欠場が噂されていたが、スタメンに名を連ね見事勝ち点3獲得に貢献している。
英『Manchester Evening News』によればチェルシー戦の勝利でペップ就任以降の勝利数が221試合になったとのこと。これはマンCの歴代指揮官の中でも最高の成績であり、今後も歴史を刻み続けることになる。
16-17シーズンに就任し、今季で6年目となるペップ。プレミアでは既に3度のリーグ優勝を達成しており、カップ戦も同様に素晴らしい成績を残している。CLでは昨季初のファイナル進出を経験しており、欧州王者まであと一歩だ。
そんなペップだが、やはり選手の起用法に長けている。チームの中心であるフェルナンジーニョにはより守備的な役割を与え、アンカーとして重宝している。サイドバックでは中盤のオレクサンドル・ジンチェンコをコンバートし、攻撃的なジョアン・カンセロをより自由なスタイルに変えている。今季からはフェラン・トーレスに9番を、ガブリエウ・ジェズスに右ウイングにポジションを与えており、ジェズスに関してはブラジル代表でも同じように起用されていたことから既にチームに馴染んでいる。
最も興味深いのはフィル・フォーデンか。
2023年までの契約を満了すれば次は代表監督を率いたいと明言したペップ。しかし、この考えを否定する報道もあり、情報は錯そうしている。いつまでマンCを率いることになるか分からないが、ビッグイヤー獲得が最大の目標か。