チェルシーで奮闘するヴェルナー photo/Getty Images
まだチェルシーで本領発揮できていない
代表とクラブでパフォーマンスの質に違いが出るプレイヤーも珍しくないが、チェルシーはドイツが誇る快速アタッカーの能力を活かしきれていないのかもしれない。
昨夏ライプツィヒより加わったFWティモ・ヴェルナーだ。
ヴェルナーはチェルシーに加入してからちょうど60試合に出場しているが、得点数は14点。アシストが16もあるが、得点数の方は物足りない印象が強い。
プレミアリーグ通算得点数はまだ7点で、なかなか二桁に届かない。今季も7試合プレイしてサウサンプトン戦の1点のみだ。
一方でドイツ代表の方は47試合で21得点を記録。チェルシーに加入した昨夏から数えると、ドイツ代表の方では16試合で9得点も挙げているのだ。
もちろん現在戦っているワールドカップ欧州予選とプレミアリーグでは対戦相手のレベルも違ってくる。プレミアの方が難しいゲームは多いだろう。
それでも、チェルシーでの得点数に物足りなさがあるのは事実だ。何より2019-20シーズンはライプツィヒでリーグ戦28得点も奪っており、本来はプレミアでも得点王レースに参戦できるはずの選手なのだ。
今夏にはロメル・ルカクが加入し、前線の構成がまた変わった。ルカクとのコンビネーションで自身の得点も増える可能性があり、ヴェルナーが覚醒すればチェルシーの攻撃力は大幅にアップする。