スペイン復帰後も存在感を示すダビド・シルバ photo/Getty Images
まだまだ現役だ
消化試合の差はあるもののレアル・マドリードを抜いて首位に立つレアル・ソシエダ。2018年からクラブを指揮するイマノル・アルグアシルのもと攻撃的で魅力的なサッカーを展開しており、好成績を残している。
直近のアトレティコ・マドリードとの上位対決でも引き分けとなったが、2点先制するなど、堅守アトレティコ相手に健闘しており、強さを見せつけている。そんなソシエダだが、ベテランMFダビド・シルバの活躍が光っている。
スペインの強豪バレンシアで頭角を現し、長くマンチェスター・シティでプレイしていたシルバ。ソシエダには昨季から加入しており、2ゴール5アシストの数字を残している。
35歳となったシルバは今季も戦力としてチームに在籍しており、アトレティコ戦でも先発を果たしている。この試合では[3-5-2]のトップ下でピッチに立っており、攻撃で違いを見せる。特に敵陣のフリースペースを見つけてボールを受けるのが上手く、相手の嫌な位置で前を向いてチャンスメイクすることに長けている。2点目のアレクサンデル・イサクのゴールもシルバが倒されてFKを獲得しており、バイタルエリアでの強さは健在である。
特にボックス内の深い位置に侵入するドリブルは、下手に足を掛けてしまえばPKとなってしまうため、DFも対処が難しく、シルバの代表的な武器の一つだ。
スタミナの問題から後半途中でベンチに下がることの多いシルバだが、ベテランとなってもその魔法使いぶりは衰えておらず、今季のソシエダをミケル・オヤルサバルやイサクらと共に支えている。