古橋を9番に置き前線の世代交代も早く進めたい photo/Getty Images
ボックス内での位置取りが上手い
今夏の移籍市場でヴィッセル神戸からスコットランドリーグのセルティックへ渡ったFW古橋亨梧。指揮官が元横浜F・マリノスのアンジェ・ポステコグルー監督ということもあって前線で積極的に起用されると、ゴールを量産。
直近のハイバーニアン戦では[4-3-3]の9番で起用されると、前線で躍動。右ウイングのジョアン・フィリペからの素晴らしいラストパスを合わせ、3点目となるダメ押し弾を決めている。その後チームは失点するも、3-1で勝利を挙げてレンジャーズに続くリーグ2位となっている。
このように好調の古橋だが、やはりボックス内でフリーになるのが上手く、それでいて高い決定力を持ち合わせている。マークされているDFの死角に入ることに長けており、今後も得点に期待できる。
そんな古橋だが、11月の日本代表戦では大迫勇也に代わってセンターフォワードで先発することが予想されている。大迫に関しては所属クラブである神戸で2試合連続欠場しており、代表では招集外になる可能性もある。そうなれば現状古橋とフランスで活躍しているオナイウ阿道となるが、オナイウは直近5試合ゴールから離れており、森保一監督も好調の古橋に目を向けるはずだ。また、11日に予定されているベトナム戦では相手が自陣に引いてブロックを敷くことが考えられ、動き出しでスペースを生み出せる古橋は適任だろう。後半になればよりフィジカルを強みに押していけるオナイウも選択肢となり、次回の代表戦はそういった交代策がカギとなるか。
大迫の怪我で生まれた9番の世代交代。