アザール&ベイル不発なのに1試合平均《2.31ゴール》 昨季...の画像はこちら >>

順調にネットを揺らすレアル photo/Getty Images

アンチェロッティは攻撃陣を変えた

レアル・マドリードは我慢の時間が続くことになる。今季開幕前はそう考えていたファンも多いだろう。



今夏はMFエドゥアルド・カマヴィンガやDFダビド・アラバは加えたものの、クリスティアーノ・ロナウドの穴を埋める大物アタッカーの獲得は実現できなかった。DFセルヒオ・ラモス、ラファエル・ヴァランの両名も退団し、戦力ダウンの夏との見方もあった。

しかし、カルロ・アンチェロッティが戻ってきたレアルは想像以上に強い。中でも意外だったのは好調な攻撃陣だ。

ここまで全コンペティション合わせ16試合戦い、37得点を記録。1試合平均2.31点を奪っていることになる。

昨季はジネディーヌ・ジダン体制だったが、成績は52試合戦って88得点。1試合平均得点は1.69点となり、アンチェロッティ率いる現在のチームは昨季よりも順調にネットを揺らしている。

エデン・アザール、ガレス・ベイルらはさっぱりと言っていい状態だが、アンチェロッティは代わりに若いヴィニシウス・ジュニオール、ロドリゴ・ゴエスらを積極的に起用。若手を上手く成長させ、チームを見事に立て直している。

ここに来夏噂されるパリ・サンジェルマンFWキリアン・ムバッペ 、ドルトムントFWアーリング・ハーランドのような即戦力アタッカーを迎え入れることができれば、レアルの攻撃陣は銀河系軍団と呼ぶにふさわしいレベルになるはずだ。

リーグ制覇を狙える位置にいるのはもちろん、若手の成長を含め今季ここまでの戦いは収穫が大きい。
アンチェロッティの仕事は称賛されるべきで、新生銀河系軍団へ特別な一歩を踏み出すことに成功している。

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