ウェストハムの躍進はサプライズ photo/Getty Images
優勝争い、TOP4争いの構図が見えてきた
開幕から11試合。プレミアリーグの戦力図が改めてはっきりとしてきた。
優勝争いを展開するのは、首位チェルシー、2位マンチェスター・シティ、4位リヴァプールの3チームとなるだろう。この3チームの実力は頭一つ抜けており、他クラブとは安定感が違う。
この3クラブによる優勝争いも興味深いが、同じく熾烈な争いが期待されるのがトップ4最後の椅子を巡るバトルだ。
米『ESPN』は、4位争いはマンチェスター・ユナイテッド、アーセナル、トッテナム、そして現在3位とサプライズを見せているウェストハムの4チームで争われると見ている。
マンUは不調だが、それでもタレント力はトップレベルだ。クリスティアーノ・ロナウドを抱えながらトップ4にも入れないのは大問題であり、指揮官さえ代えれば状況が好転する可能性も考えられる。
アーセナルも上位を狙える photo/Getty Images
激しい中盤戦が始まる
3位につけるウェストハムの場合は優勝争いに顔を出してほしいところだが、やはりどこかで失速するタイミングがくるはず。トップ4入りが現実的な目標となるだろう。今の戦いを維持できるのであれば、4位入りは十分に考えられる。
5位まで順位を上げてきたアーセナルも忘れてはならない。冨安健洋がスタメンに定着してからは守備が飛躍的に向上しており、安定感はマンUをも超える。若い選手たちが終盤にガス欠しないかは心配だが、今の戦いぶりならばマンUより上の順位でフィニッシュすることも可能なはず。
最後に8位に沈むトッテナムだが、まだチャンスはある。指揮官をアントニオ・コンテに素早く交代したのは評価できるポイントで、コンテならばチームをトップ4へ押し上げることもできるのではないか。早期の監督交代の判断が吉と出るかもしれない。
ハリー・ケイン、ソン・フンミンを筆頭にタレントは揃っており、まだ4位リヴァプールとの勝ち点差は6点に抑えられている。挽回は可能で、代表マッチウィーク明けからがコンテ新体制の本番だ。
このトップ4争いも最後までもつれることになりそうだが、現時点で1番近いのはどのクラブか。

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