レスターで活躍するダカ photo/Getty Images
若い世代が伸びている
現在行われている2022年のワールドカップ・カタール大会へ向けたアフリカ2次予選ではグループBの3位と出遅れてしまっているが、今後の躍進が期待されているのがザンビア代表だ。
ザンビアはワールドカップ出場経験がない。
まずは何と言ってもレスター・シティFWパトソン・ダカだ。まだスタメン定着とはなっていないが、ザルツブルクからやってきた快速FWのダカはワールドクラスのストライカーに成長する可能性を秘めている。ザンビアが生んだスーパースター候補と言える。
ダカは2017年に行われたU-20アフリカ・ネーションズカップでザンビアを初優勝へ導くと、U-20ワールドカップでもベスト8まで進出。準々決勝では延長戦の末イタリア代表に敗れたが、この世代がA代表でも主力になりつつあるのだ。
ダカと一緒にU-20の世代で暴れた選手では、現在イングランドのブライトンで活躍するMFエノック・ムウェプ、レンジャーズFWファッション・サカラ、U-20アフリカ・ネーションズカップでダカと並んで大会得点王を獲得したスウェーデンのユールゴーデン所属FWエドワード・チルフィヤ、同じくユールゴーデンでプレイするMFエマニュエル・バンダなど、欧州でプレイする者も増えている。
英『BBC』は守備の安定がワールドカップ出場には不可欠と課題も挙げているが、その課題さえクリアすれば2026年大会は本気で出場を狙えるかもしれない。
攻撃力の方はアフリカでも高いレベルにあり、ダカらの世代はまだ20代前半と若い。カタール行きは難しいかもしれないが、じっくりとワールドカップ初出場へ実力を磨いてほしいところだ。