日本代表の権田修一ですら足元の技術は物足りない photo/Getty Images
後進国なのか
守備陣にビルドアップでの貢献が求められるようになった現代サッカー。欧州5大リーグではエデルソン・モラレスやアーロン・ラムズデールのような足元の技術があるGKが重宝されており、彼らが後方から攻撃を操っている。
しかし、日本にはそういったGKが少ないように感じる。もちろん、横浜F・マリノスの高丘陽平やサガン鳥栖のパク・イルギュ、浦和レッズの鈴木彩艶のような積極的にビルドアップに参加する選手もいるが、残念ながら日本では少数派だ。
日本代表ですら足元に秀でた選手はいない。11日に行われたベトナム戦では清水エスパルスの権田修一が守護神としてピッチに立ったが、前線にロングボールを蹴るばかりで後方での繋ぎはあまり見られなかった。もちろん、リスク管理は大事だ。もし、自陣でのパスワークにミスが生じ、そのまま失点となれば取り返しのつかないことになる。
しかし、欧州の代表チーム同士での対戦では相手のビルドアップに対しハイプレスでハメに行くことが多く、このままではロングボールで前線に逃げることしかできない。回避するために前線にボールを蹴る判断も悪くないが、収められるサイズのある選手はおらずセカンドボールを回収され、守備の時間が続くことになる。現状アジアレベルでは問題はないが、W杯で結果を残すのであれば、ハイプレスに対抗して後方からのビルドアップを整備する必要がある。
日本代表ではあまり取り上げられることの少ないビルドアップの質。現状のサムライブルーでは世界と戦うにはまだ物足りない部分が多く、今後は人選も含めて改善に期待したい。

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