ビルドアップを封じられる試合が増えているナポリ。俊足FWオシムヘン(9番)を活かした速攻を磨き上げるべきだろう photo/Getty Images
攻撃のバリエーションを増やせるか
2021-22シーズンのセリエA第12節終了時点で、10勝2分けの首位に立っているナポリ。
開幕節から続いていたナポリのリーグ戦全勝記録が止まったのが、第9節のローマ戦だ。
基本布陣[4-1-2-3]のナポリに対し、ローマのジョゼ・モウリーニョ監督は[4-2-3-1]の布陣を基調とする、マンツーマン主体の守備で応戦。
トップ下のロレンツォ・ペッレグリーニが、ナポリの中盤の底ファビアン・ルイスを捕捉したほか、2ボランチの一角ジョルダン・ヴェレトゥがアンドレ・フランク・ザンボ・アンギサを、もうひとりのボランチ、ブライアン・クリスタンテがピオトル・ジエリンスキをそれぞれマンマークした。攻撃のリズムを掴めなかったナポリは、0-0の引き分けに持ち込まれている。
同じく相手チームのマンツーマン主体の守備に苦しんだのが、1-1の引き分けに終わった第12節のエラス・ヴェローナ戦。
ヴェローナの基本布陣は[3-4-2-1]で、相手ボール時には2シャドーの一角アントニン・バラークがルイスを、ミゲル・ヴェローゾとアドリアン・タメゼの2ボランチがザンボ・アンギサとジエリンスキを追跡。ナポリの両ウイングFW、ロレンツォ・インシーニェとマッテオ・ポリターノに対しても、センターバックのフェデリコ・チェッケリーニとパベル・ダビドビッチが張り付き、ナポリのパスワークを停滞させた。
ザンボ・アンギサとジエリンスキが自軍のセンターバックとサイドバックの間に入るなど、今季のナポリのビルドアップはMFの流動的なポジショニングによって支えられているが、ローマ戦とヴェローナ戦では、相手のマンツーマンディフェンスによってルイスを含む3セントラルMFが封じられている。ナポリとしては、マンツーマンディフェンスを仕掛けてくるチームへの対策を早急に編み出す必要があるだろう。
有効な作戦となり得るのが、俊足のセンターFWヴィクター・オシムヘンへのロングボール。これにより相手のマンツーマンディフェンスやハイプレスを掻い潜れるほか、オシムヘンが対面のセンターバックとの1対1を制する、もしくは最終ラインの背後を突きさえすれば、その瞬間に決定機となる。
あえて自陣後方やミドルゾーンに人を密集させ、相手の中盤や最終ラインの選手たちを釣り出す。これによって生まれる相手最終ラインの背後のスペースにオシムヘンを走らせ、そこに正確なロングパスを供給できるか。これが、ナポリの今後の課題となりそうだ。

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